527:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/14(土) 18:47:02.16 ID:ACVOW0/K0
情報屋「ところで、あれが件の巨人ですか?」
男「ええ」
情報屋「凄いですね。演技には見えない」
男「正直な所、麦娘さんだけの演技なら不味かったでしょうね」
男「本来知能がないはずの魔物も演技に荷担する」
男「魔物が演技をするはずがない、と言う常識から、彼女らの演技が真実味を帯びてくる」
情報屋「成る程。彼だからこそできることですね」
男「彼?」
情報屋「えっ、“彼女”でしたか?」
男「いえ、“彼”で合ってます。……ん?」
麦主「見つけましたよ、学者さん。これはどういう事ですか!」
男「これは、領主様じゃないですか」
麦娘「あら、父様。久しぶり」
麦主「おぉ、麦娘、元気だったか!」
麦主「――じゃない! 確かに娘に帰ってきて欲しいが、魔物まで連れてくるなんて……!」
男「何を言いますか。むしろ巨人の魔物がメインです」
麦主「何だと!?」
男「俺が欲しいのは労働力。先日言ったはずですよ。こちらで準備をしていると」
麦主「それが、あれだというのですか!」
男「はい。力持ちですし、案外器用です」
麦主「それよりも、魔物がこちらにいるということは……教会の方々は?」
男「さぁ? 向こうで何とかしているんじゃないでしょうか」
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