544:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/31(木) 23:38:31.14 ID:iJ0un1Qz0
麦娘「……あ」
男「いや、何か、良いよ。誰が言っても」
盗賊「全く……」
ザワザワザワ
ザワザワザワ
男「コホン。では気を取り直して……」
男「この風車の力を見せましょう! ここに用意した麦一袋をすぐさま全て粉にして見せます!」
「すぐってどのくらいだ?」
「今小屋に入れた臼、ありゃあ動かすのも一苦労だ」
「それをこの小屋で動かすって話だ」
ガヤガヤ ガヤガヤ
男「じゃあ……盗賊、麦を臼に入れてくれ」
盗賊「何で俺が。草原を走ってきて疲れてるんだぜ?」
男「仕方ない。俺が行くか……」
修験者B「その前に少し話を聞かせて貰えないですか」
修験者A「……」
盗賊「――てめぇっ!?」
男「……早いですね」
修験者B「町に帰ってきたら騒がしい所があったものですから。何事かと思ってみれば」
修験者B「魔物を前に不用心な……」スッ
麦娘「巨人の前に私を相手にしたらどう?」ザッ
修験者B「我々にも時間がないのです。もう身の安全は保証できませんよ」
修験者B「……あれ、どうしたんですか、先輩?」
修験者A「……」フルフル
修験者B「手を出すなと言うことですか? なぜ!?」
男「そちらは状況を理解しているようですね」
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