547:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/11/01(金) 00:19:39.02 ID:Yn2ljcTm0
麦主「動かないのでは駄目ですな。住む場所も作っていないようですし、ただの構造物になってしまいましたな」
男「……」
麦主「落ち込みなさるな。学者様でも人間。失敗はあるものです」
男「巨人、頼む」クイクイ
巨人「ワカッタ」
修験者A「……!」
麦主「何を……?」
男「それではみなさん、どうぞ小屋の中を自由に覗いてください」
男「これが自動製粉です!」
巨人「……」ギギ ギィーッ
「う、動いた!」
「見ろ、ハリボテが――」
修験者B「風を受けて、回ってる……」
情報屋「ほほう」
麦娘「これが風車……」
「おぉぉおおおっ! なんだこれ、なんだこれ!」
「どんどん麦粉が出てくるぞ!」
「おい、おい、早く見せろ。なんかもう終わりそうじゃねぇか!」
男「……どうですか、麦主さん」
麦主「確かに、凄い代物のようですな……」
麦主「ですが、力持ちの大人三人でも苦労して動かせるもの。これでは使い物になりませんぞ」
男「簡単に動かせる奴もいるじゃないですか。見たでしょう?」
麦主「まさか……」
男「巨人を風車守にすれば、この風車が町に貢献できるでしょう」
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