568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/07(土) 01:36:26.91 ID:XUzXDQ/l0
村男「剣はこの木剣を使え」
剣士「……二本？ 相手は一本だが、良いのか？」
村男「構わない。ヌ戦士の木剣も特別製だ」
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/07(土) 01:47:36.14 ID:XUzXDQ/l0
剣士「先手必勝っ！」ﾀﾞｯ
村男「……速いな」
剣士「はぁっ」ｽｶｯ
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/07(土) 02:00:26.96 ID:XUzXDQ/l0
剣士「――はっ！」
村男「目が覚めたか」
剣士「こ、ここは？ 試合は！？」
571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/07(土) 02:27:35.16 ID:XUzXDQ/l0
族長「それこそが、ヌ族伝統の剣術」
族長「ヌ族の戦士は皆、その伝統の修練を終えた者達だぃ」
族長「それこそ、精練の儀」
572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/08(日) 20:05:45.48 ID:0OV1/gNO0
剣士「ここは族長の部屋ではないか」
村男「族長の家は精練の間と繋がっているのだ」ｽﾀｽﾀ
村男「いつもは族長が座している後ろのタペストリーを捲ると……」ﾊﾞｻｯ
573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/08(日) 20:15:24.64 ID:0OV1/gNO0
――精練の間
村男「……ここが、精練の間だ」
剣士「ここが……？ 冗談ではないのか？」
574:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/08(日) 20:31:59.31 ID:0OV1/gNO0
剣士「わざわざ剣を預けたのだから、修練用の武器でもあると思っていたが……」
剣士「このような小さな部屋ではあまり動けないな」
村男「動く必要はない」
575:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/08(日) 20:40:22.26 ID:0OV1/gNO0
村男「精練の儀は、本来成人になったばかりの戦士が半年掛けて行うものだ」
村男「お前は若いようだが……」
剣士「……」
576:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/08(日) 20:53:27.10 ID:0OV1/gNO0
剣士「……」ｺﾞｸ…ｺﾞｸ…
村男「……」
剣士「……飲んだぞ。次はどうする」
577:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/09(月) 11:05:58.43 ID:qZz9Slqvo
乙ー
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