602:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/14(火) 22:28:41.61 ID:Fg4r171/0
村男「そうだ。他に出口はなかっただろう?」
剣士「全部見たわけじゃないのでな。知らない」
剣士「塀を越えていくとは考えなかったのか?」
村男「村の子供でもそんなことはしてないからな」
剣士「ほう。子供基準で考えるわけか」
村男「……」
剣士「……私は出て行く。どけ」
村男「ならん。族長を斬ったことを忘れたのか?」
剣士「手が滑ったんだ」
村男「……」
剣士「あそこにいたのが悪い」
村男「……その言葉が本気なら、しっかり償ってもらわねばならんな」
剣士「私だって悪いとは思っている。さっきのは、そうだな、言葉の綾というやつだ」
剣士「本当にすまない」
村男「……」
剣士「だが、それとこれとは別だろう。私は精練の儀をやめる」
剣士「いや、あんなのはもうやってられない」
剣士「もはやここにいつ必要はない。だから出て行くだけだ」
剣士「それを阻むのなら、お前達は私を監禁していることになるぞ」
903Res/728.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。