705:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/28(火) 22:34:03.18 ID:FSLj/o/U0
勇者「……魔法師」
魔法師「でもね、勇者に別れの言葉を伝えてくれたのを聞いて、気付いたんだ」
魔法師「敵には回ったかもしれないけど」
魔法師「そうだとしても、裏切られたわけじゃないんだって」
勇者「どういうことだ? 本当に敵になったらな、裏切りだろう?」
魔法師「ううん。私もわからなくはないから。男さんや女さんと会ってから、特にね」
魔法師「魔導長は、研究者としての道を行っただけなんだって思ったから」
魔法師「本当に私を陥れようとしていたなら、勇者に本当の私の言葉を伝えていないはずだから」
勇者「??」
騎士「つまり、大陸を裏切ったとしても、魔法師や魔導連合を想っていると」
魔法師「今はそう思ってる」
魔法師「魔の国には亜法っていう、大陸の魔法とは違う形態の魔法があるの」
魔法師「愛国心とかそう言うのを抜きにすれば、私も調べてみたいと思わなくはないのよ」
魔法師「どっちが大きかったか。それだけの違いだと思う」
魔法師「魔導長と私……女さんと男さんもね」
騎士「そういうものなのか。私にはわからないな」
魔法師「あははっ、騎士さんは愛国心の塊みたいな人だからねぇ」
勇者「でもやはり、信憑性に欠けるな。魔導連合が大陸の敵になったなんて」
魔法師「魔導連合じゃなくて魔導長。この分だと、連合としては魔法使いの意思で戦闘に参加させるかもね」
魔法師「表向き高見の見物ってやつ? 魔導長の立場は、そのくらい中途半端だと思うよ」
魔法師「後ね、信憑性については……私の目で見たってのは駄目?」
勇者「見た?」
魔法師「確かめに行ったのよ。そうでもしないと今でも疑ってたままだって」
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