794:名無しNIPPER[saga]
2015/07/06(月) 00:05:41.60 ID:fmCJjSDK0
青竜「ぐおぉっ！」ﾎﾞｫﾝｯ
騎士「勇者！」
魔法師「本当に遅いよ！」
勇者「ごめん。少し怖じ気づいていた」
勇者「例え相手がどれ程の強敵であっても、逃げるのは正しくないよな！」
青竜「厄介な外野だ……！」
黒竜「だろう。手出しはさせんがな！」ﾄﾞｺﾞｫﾝｯ
青竜「ぐ……先にお前と決着をつけなければならないようだな、黒竜」ﾄﾞｺﾞｫﾝｯ
勇者「だが、実際どうする……。このまま任せたままでも良いのか？」
魔剣〔駄目だな。明らかに黒竜が劣勢だ〕
魔剣〔傍目には互角に見えるが、戦闘経験の差が大きい〕
勇者〔確かに。これで青竜は足が動かない状態だからな〕
魔剣〔だが、キミ達はそこで挽回できる〕
勇者〔は？〕
魔剣〔我の時もそうであった〕
魔剣〔敵の攻撃は迅速かつ強大、そして強力で派手なものだ〕
魔剣〔だが、今の竜には戦闘経験はまるでない〕
魔剣〔青竜は幾度かの戦闘を積んでいるが、彼らには喧嘩のようなものだ〕
魔剣〔良い事を教えてやろう〕
魔剣〔これも竜にとっては喧嘩のようなものだ〕
勇者〔喧嘩？〕
勇者「……これが？」
黒竜「グォオオオオオオッ！」ｺﾞｺﾞｫﾝｯ!
青竜「ガァアアアアアアアッ！」ﾁｭﾄﾞｰﾝｯ
魔剣〔そうだ〕
魔剣〔良いか。キミや騎士は、人間とは言え兵士だ。戦闘経験は存分にある〕
魔剣〔そして今キミ達が介入している目の前の戦闘は、言うなれば〕
魔剣〔一般市民とチンピラの喧嘩と言ったところであろう〕
勇者「なるほどな。”雷槍”！」ﾊﾞﾋｭﾝｯ
勇者「よくわからないが、俺にできることをやればいいわけだ」
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