804:名無しNIPPER[saga]
2015/08/16(日) 22:58:38.83 ID:hwBgjRWz0
調査兵「撃てっ！」
ﾋｭﾝｯ ﾋｭﾝｯﾋｭﾝｯ
青竜「ぐぬぅ……」ｶﾞｷﾝｶﾞｷﾝｯ
騎士「はあぁぁっ！」ﾊﾞｷｯ
青竜「ぐ……！」
黒竜「青竜ぅうううっ！」ﾌﾞｫﾝｯ
青竜「ぐぅ……黒、竜ぅうううっ！」ﾄﾞｺﾞﾝｯ
騎士「……流石に近づきづらいな」ｻﾞｯ
勇者「それでもやってのけているのだから、流石だよ」
騎士「勇者か。いや、本当にタイミングが難しい。あの二体の攻防の合間を縫うのはな」
騎士「それにしても勇者、怖じ気づいたのかと思ったぞ」
勇者「……ああ、すまない。少しの間そうだった」
騎士「もう大丈夫なら良い。今はこちらが押している」
勇者「本当に、そう思うか？」
騎士「……どういうことだ？」
騎士「とは、聞かないでおく。その違和感には私も気付いているつもりだ」
騎士「今、青竜は本気ではない」
勇者「多分な」
騎士「どういう事だ？」
勇者「俺が知るか。ただわかるのは、このままではまずいと言うことだけだな」
勇者「……いや、違うか」
騎士「？」
勇者「俺は知っている。お前も本気じゃないだろう？」
騎士「言ってくれるな。勇者もこれからか」
勇者「俺はこれで精一杯だ！」
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