829:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:23:03.93 ID:j9vVqMjC0
魔法師「そう言うと思ったよ」
黒竜「我が儘なのはわかっている」
勇者「実は俺も助力を考えてたからなぁ。理由を聞いて良いかな?」
黒竜「無論だ。その権利があるのだからな」
黒竜「今回のことは非常に感謝している。そのことは前もって知っていて欲しい」
黒竜「だから、何かあれば助力は惜しまない」
黒竜「但し、それは個人的な件のみでありたいのだ」
伍長「個人的な……?」
蠅竜「正確には、今回関わった人間に誤解されない範囲で、だね」
蠅竜「例えば人間の戦争に竜族が加わったとしよう」
蠅竜「そうすれば、竜は人間の味方と思う輩が出てくる。それは避けたいって話だよ」
黒竜「人族と繋がりを絶ち、平穏に滅び行く我々は、既に人族の味方ではない」
黒竜「ただお前達に味方はしよう。そういう話だ」
魔法師「面倒な決め方だね」
雀竜「良いんじゃないの? 実は私達もこれから忙しいんだよね」
雀竜「次のまとめ役を決めなくちゃ」
伍長「そうですか。仕方ありませんね」
黒竜「それよりも俺達は、もう一つ心配事があるのだ」
勇者「心配事?」
黒竜「心配事というか……ただ気になるというか」
黒竜「これからのことだ。俺達は住処に帰り、後処理を進める」
黒竜「勇者、騎士、調査隊は国へ帰るのだろう?」
騎士「ああ」
伍長「そうですね」
黒竜「魔法師、お前はどうしたい?」
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