833:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:25:42.44 ID:j9vVqMjC0
白公「そうですね。魔の国との戦争の準備はどのように進んでいるのか興味がございまして」
白姫「大雑把ね。それだけだと、私に聞くよりも適任はいるはずよ」
白公「それもそうですね。では言い換えましょう」
白公「魔の国との戦争、どのようにお考えですかな? 大陸連盟筆頭国の代表者として」
白姫「どのように、ね」
白公「代替わりして、全く同じ考えというのも考えられないものですので」
白姫「そうね。準備自体は父の代から少しずつ進めてきたみたいだし、今更撤回できない」
白姫「それは知っての通り、引き続き準備を進めてるわ」
白姫「でもそれはあなたには関係のない話と思うけど?」
白姫「話したところで、あなたの軍は出さないのでしょ」
白公「そうですな。私の私兵は戦には不適任ですので」
白姫「不適任ね。じゃあ何なら適してるのかしら。警備?」
白公「学術的調査、ですかな」
白姫「それは兵士と言って良いの……?」
白公「ともかく、準備を進める以上戦争は行うつもりではいるようですな」
白姫「そうね」
白公「ですが肝心の結界解除ができないのでは、出費は嵩むのでは?」
白姫「方法はわかっているのだから、後は勇者次第ね」
白公「このまま解除できない、とお考えになられたことは?」
白姫「ないわ。私の幼馴染みよ」
白公「ただの私情ではありませんかな」
白姫「まあね」
白姫「本当は、こんな先の見えない準備はすべきじゃないと思ってる」
白姫「その重圧は勇者に全部乗っていくことも知ってる」
白姫「連盟での立場上最適の時期に決定してる父らしい馬鹿な方針、といったとこかしら」
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