841:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:30:49.96 ID:j9vVqMjC0
魔国中尉「しかし……事あるごとに殺さぬよう命じてきたのは、他ならぬ魔王様では」
魔王「これは良い機会だ」
魔国中尉「良い機会?」
魔王「連盟が漸くバリエスを破り、我々を追い詰めたと思うだろう」
魔王「恐らくその士気は、これまでで最も高い」
魔王「……それを完膚無きまでに叩きつぶす」
魔王「良いか。我々はバリエスを張って以降、公に戦をせずに耐えてきた」
魔王「全てはこの時のためだ」
魔王「蓄え続けた戦力を発揮するときだ!」
女「この日のために私達は、常に大陸で裏工作を行ってきた」
女「魔王様のおっしゃる通り、士気は最高になるかもしれないが……」
女「大陸の各有権者の中では出兵拒否をしている者も確かにいる」
女「全て我々がこちら側に引き入れた者達だ」
黒騎士「そうでなくとも、多大な被害で要請に応えられない部隊もあるな」
魔軍大佐「そうか。この時のために魔王様は……!」
側近「皆、力は鈍っていないでしょうね」
魔軍少佐「無論ですとも。これまでの細かい屈辱も含めて精算してやる腹づもりです」
魔王「とは言え、奢ってただ叩くだけでは勝てる戦も勝てぬ」
魔王「この集まりは、何も現状確認だけではない」
魔王「現戦力の確認を行い、迎え討つ作戦を立てるためだ」
黒騎士「闇元帥の不在が痛手ですな」
側近「命令とあらば、私が殲滅しますが」
魔王「不在の者を惜しんでいては作戦を立てられん。我と側近が立てよう」
魔王「側近は自身の力の重要性に気付け。万が一で失うと面倒なのだ」
魔王「では、本題に入るとしよう」
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