842:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 19:31:29.50 ID:j9vVqMjC0
(会議終了後)
側近「では、私も別務がございますので」
側近「施錠はお願いします」
魔王「ああ。すまないな」
側近「女様、御無礼のなきよう」
女「あはは……わかってますよ」
バタンッ
女「……ふぅ〜。本当に威圧感凄いですよね」
魔王「む、我にはそれがないと?」
女「ないわけじゃないですが、慣れてしまいましたので」
女「それで、私に話とは?」
魔王「覚悟を知りたい」
女「残りますよ」
魔王「……即答だな」
女「当たり前じゃないですか。あなたが私を攫ったあの時から決まっています」
魔王「望むならば、研究員と一緒に避難しても良いのだが」
女「影将軍さん分の戦力が減りますが」ニヤニヤ
魔王「お前が望むなら仕方なかろう。戦力には数えてないのだからな」
女「……私は望んでますよ。あなたがあの時言った通りになりました」
女「あの時言った通りじゃないのは、ただあなたについて行くことが楽しくなってきたんです」
魔王「命を落とすかもしれないのだぞ」
女「知ってます。戦場ですからね」
魔王「……」ハァ
魔王「良かろう。では仕事に戻って良いぞ」
女「……本当に連盟の部隊は来るんですか?」
魔王「間違いない。白姫から直接聞いてきた」
女「へぇ。新しい白の国の王様でしたっけ。勇者さんと同じ歳なのに凄いですね」
魔王「一つ言っておく。戦場に立つからには、戦ってもらう事になるぞ」
魔王「相手が勇者でも、男でもな」
女「勿論です、魔王様」
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