853:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:37:27.18 ID:fHfiBKAF0
男「元々答えは決まっていた。だけど、普通の義勇兵だと目的が達成できないからね」
盗賊「てめぇとならそれが達成できる可能性が高い」
盗賊「知ってるぜ、勇者。魔王討伐隊は遊撃隊として動くんだろ」
勇者「お前、どこからそれを……」
盗賊「白姫様からだな。王宮の牢にはよく行ってっから顔馴染みでな」
勇者「あいつ……そんな重要な情報を簡単に……!」
魔法師「まぁまぁ、良いじゃない」
盗賊「てめぇも俺達にはその口調で良いぞ」
魔法師「私?」
男「確かに。丁寧な口調は会話の長さが少し長い」
魔法師「ん……じゃあ、そうさせてもらおっかな」
勇者「よし、これで剣士とこの四人で魔王討伐隊結成だな」
盗賊「こんなに簡単に決めちまって良いのかよ」
勇者「うん?」
盗賊「てめぇの遊撃部隊ってことは、まぁ言ってしまえば魔王の暗殺だろ」
勇者「ぐ……その言い方は気に食わないけど、否定できない」
魔法師「正式な戦闘だから遊撃って言ってる感じだしね」
盗賊「重要な役目には変わりねぇ」
盗賊「その人員のうち二人が市民で、上は納得するのか?」
勇者「あぁ、それは問題ない。これも白姫承諾済みだ」
男「話が早いな」
勇者「これに関しては、本来は流石に厳しいのだけれど」
勇者「俺の推薦に加えて騎士の口添えもあるからな」
盗賊「まじかよ」
勇者「特に元盗人をこれ程信用するなんて稀だぞ。ありがたく思え」
盗賊「てめぇの上から目線、久々に聞いたぜ」
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