855:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:38:36.49 ID:fHfiBKAF0
剣士「……」スタスタ
勇者「静かに。……いた。間違いなく剣士だ」
魔法師「狂人って子、話には聞いてたけど見てみたいなー」
勇者「言動さえしっかりしてくれれば可愛い子だぞ」
男「言動さえしっかりしていればな。ただでさえ子供だから厄介だというのに……」
勇者「しかし剣士が兵士の仕事をしている報告はないぞ」
魔法師「私用でしょ。剣士も女の子なんだから」
勇者「ま、まさか愛人か!? どこのどいつかは知らないが、いつの間に……!」
魔法師「保護者か」
剣士「……」チラッ
勇者「……」サッ
魔法師「……」サッ
男「……っ」ササッ
剣士「……」スタスタ
男「……焦るじゃないか」
勇者「路地に入っていったな」
魔法師「あの先って街では治安の悪い方じゃなかった?」
勇者「今でも悪い。もう少し後をつけるぞ」
男「少し先に行ってもらえるかな。盗賊に連絡を取るよ」
勇者「わかった」ササッ
魔法師「あまり遅れないようにね」
男「ああ」カチカチ
魔法師「剣士、何の用だろう」
勇者「少なくとも私用で来るような質じゃないはずだけど……」
勇者「路地は人気が少ない分、見つかると正体がばれやすい」
勇者「気を付けていこう」
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