860:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/11(月) 16:41:04.82 ID:fHfiBKAF0
魔法師「剣士はそういう人と付き合いないと思ってたけど」
剣士「魔法師もいたのか。そのフード、まだ見慣れないな」
魔法師「随分使い古しちゃったしね」
剣士「すまないな。まだ昔の魔法師が頭に残ってて」
魔法師「それで?」
剣士「少し前に修行から帰ってきたくらいだ」
剣士「成果を試したくて、こいつのいる組織に殴り込んだんだ」
勇者「殴り……!? お前、危ないじゃないか!」
「いやいや、姐さんの実力は本物ですぜ。俺達はすぐにやられちまってよ」
剣士「……」チラッ
「……それでいてこれ以上犯罪を重ねなけりゃ見逃すってんだ」
「その強さと寛容さにみんな惚れちまってねえ」
盗賊「それで”姐さん”か。歳もてめぇより下だってのに」
「歳なんて関係ねぇさ」
男「へぇ。それで、その組織ってのは今はなにしているんだ?」
「ただの烏合の衆でさ。元々それほど大きなもんでもなくってなぁ」
勇者「そうか。修行の成果があったということか」
魔法師「さっき睨まれた時も凄い迫力だったよね」
勇者「……迫力、か。そうだな」
剣士「剣だけならもう勇者様に勝てる自信があるぞ」
勇者「かもな。前からそんな感じはあったけども」
魔法師「じゃあ魔法だけなら私の方が上ー」
盗賊「もう勇者は必要ねぇな」
勇者「そ、そんな馬鹿な……!」
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