過去ログ - 女「ここが……異世界?」 #3
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880:名無しNIPPER[saga]
2016/04/11(月) 00:14:57.62 ID:pCA3yU820
魔法師「そんなにいるの!?」

盗賊「目測だからな。もしかしたら一万かもしれねぇが」

男「と言う事は、低く見積もっても連盟軍は十万超えか」

勇者「どうだろうな。少なくとも、先の竜の国との決着戦争の参戦国は出ないだろうし」

勇者「そもそも兵士の保有数が極端に少ない国もある」

勇者「加えて、魔の国には干渉しない各国の貴族、諸将がいるからな」

魔法師「私達の旅の第二の目的になってしまったやつね」

男「そんなのがあったのか」

魔法師「うん。憶えてるでしょ、鍛冶の街での一件」

盗賊「影将軍のあれか」

魔法師「それそれ」

勇者「俺達も旅に出て暫くしてから気付いたんだけど」

勇者「あんな感じで、頻繁に魔族が交渉を持ちかけているんだ」

勇者「魔の国が敵のままである以上、連盟にとっては不利益だ」

勇者「彼らも国を名乗る以上、それなりの準備をしてきているんだ」

魔法師「その準備を潰して回ってたのも私達ってこと」

男「間接的にも魔王を討伐していたわけだな」

勇者「最も、これでも戦力は半減と見て良いだろうね」

盗賊「これで半減か」

勇者「まだ他国との合流をしていない以上、全体の戦力は何とも言えないからね」

「静粛に!」

魔法師「始まるみたいよ。王宮のテラスの方」

「これより、大陸の命運を賭ける戦いに赴く偉大なる白の国の兵士、勇士諸君に向け――」

「現白の国王女、白姫様より激励の言葉を与える」

「心して胸に刻み込み、戦いに参ずることを願う!」

白姫「……」スタスタ

勇者「ここからでもわかるくらい化粧してるな。国王らしい体裁を作ってるな」

盗賊「わかんねぇよ。てめぇ、俺より目が良いわけでもないだろ」

魔法師「幼馴染み特有の感覚ってやつね。数年も合ってなかったのに」

男「マイクもないのにここまで声が通るのは凄いなぁ」


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