889:名無しNIPPER[saga]
2016/04/11(月) 00:19:32.04 ID:pCA3yU820
男「大掛かりだな」
剣士「そうでもしないと大人数では魔の国には入れないということだな」
盗賊「だが向こうに着いてしまえばこっちのもの、か」
剣士「そうだな」
男「どういうことだ?」
盗賊「前からわかっていることだ。魔の国の連中は結界外は無警戒らしい」
剣士「実は正規兵には既に伝わっていてな」
剣士「雪、星の国両国先遣隊が魔の国の海岸に本陣を築いている」
盗賊「そこまで行くと、敵ながら心配になってくるな……」
男「そこまで結界に絶対の自信があるわけか」
盗賊「だろうな。今まで突破されたことが一度としてねぇからな」
剣士「それに、周辺の海中に魔物を放って防衛していたのもある」
剣士「本来なら、魔の国の結界外の海岸でさえ、転移魔法で行ける者でなければ到底入れる場所ではないのだ」
男「今回はそのための段取りを少しずつ踏んでいったから行けた」
男「そういうわけか」
剣士「ああ」
勇者「勿論、本陣を置いても、すぐに撤退できるように体勢は整えてあるさ」
盗賊「話は終わったのか」
魔法師「私も行きたかった。今度紹介して」
勇者「わかったわかった」
勇者「それで、俺達はこの船に乗る」
魔法師「正規兵用の船ね」
勇者「しかも白の国騎士団が揃っている」
勇者「と言っても、騎士団全員がいるわけじゃないけどな」
勇者「だが、団長は全員乗っているぞ」
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