過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」
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232: ◆ackVh57YJ.[saga sage]
2011/05/11(水) 23:00:01.49 ID:u4J6YlFy0

「盗賊、ルーを頼むよ」

盗賊「まっかせとけ!」

幼女「あはっ! わんちゃん!」

ミリア「……ここいらはこやつらの縄張りだったというわけだの」

ミリア「あの傷跡は差し詰め、縄張りを示すためのマーキングだったのであろう」

「ま、そうなるね……となると簡単には逃がしちゃくれない、かな」

傭兵「戦うっきゃねーだろ? さぁ、かかってこいよ!! 犬ッコロ!!!!」

狼「グルル……ガァッ!!」

一斉に2匹の狼が傭兵さんに飛び掛る

傭兵「お――らぁっ!!」ブゥン!

俊敏な獣族といえど、それを更に上回る攻撃ならば避けようがない

力に任せた高速の一振りでそれらは一刀両断、文字通り只のモノへと変貌した

「豪快ですねー、ちょっと羨ましいですよ。非力なぼくにとっては」

ほかの2匹がぼくに襲い掛かる間、ぼくは軽口を叩いてみた

が、それは意味を為さない

内心では、自分でも驚くほどに恐怖していた

狼「グルォォオオッ!!」

透明色でありながらもどこか濁った唾液をその口角に滴らせ、飛び掛る狼は大きく口を開けた

それに対してぼくは、素早く後退する

両手から、魔力の塊を落としながら



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