過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」
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◆ackVh57YJ.
[sage saga]
2011/06/12(日) 16:06:20.41 ID:Mm2kXuWRo
侍さんが先行し、その後ろをぼくがついて行く
大太刀を背にかけているにも関わらず、物音一つ立てない
その背中を見ながら、ぼくは息を殺して進む
しばらく進むと、ふと侍さんが立ち止まった
侍「この辺りでござる」
もう一度耳を澄ますと、微かに話し声が聞こえた
声が聞こえるほうに視線をやると、隙間から何かが見えていることに気づく
?「あーあ、また――――。」
誰かがいる、誰かが誰かと話している
否。それは話し声と言っていいかどうかもわからない
一方的な台詞だった
侍「ッ!? 待つでござるよ、勇者殿!」
頭に血が上って、呼吸が荒くなって、何も考えられなくなったぼくは
侍さんを押しのけて通路から飛び出した
?「あれれ? おにいさん、脱走してきちゃったんです? 駄目じゃないですかぁ」
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