過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」
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◆ackVh57YJ.
[saga sage]
2011/06/30(木) 19:43:31.23 ID:iDGsEKo0o
侍「いかぬいかぬ……はやく瓦礫の中より勇者殿のご友人を助け出さねば」
とそこまで呟いて
侍「あいや待たれよ……、…………」
ジョリジョリと顎鬚をさすりしばし思考
侍「……いないでござる」
せめて死体だけでもと考えたが、それすらも叶わず
侍「拙者の六感も鈍りだしているのかもしれんでござる」
情けなくため息をつく、さきほどまでの彼とは打って変わった様子
なぜなら、今は格好良くみられる必要がないからだ
侍「うむむ……」
更に思考し
そして感じる違和感
侍「なるほど、あっさり手を引いたと思えば」
忌々しげに呟く
侍「閉じ込められた、というわけでござるか」
世界が歪み、ぼやけたように曖昧になっていく
孤立した空間内で、男は一人、取り残された
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