過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」
↓
1-
覧
板
20
391
:
◆ackVh57YJ.
[saga]
2011/07/03(日) 02:33:25.56 ID:W2vJMGmeo
彼の目は血に餓えていた
彼の体は血を求めていた
そして、彼女は……ただひたすら死に怯えていた
狂ったような男に、姉妹を痛めつけられても
真っ先に浮かび上がる感情は憎しみではなく恐怖
それほど彼の本能は底なしに黒く、凶暴で狂乱であった
手がもげようとも、皮膚が焼けようとも、足が腐り落ちようとも関係なかった
ただひたすらに、強欲に、貪欲に、彼は勝利だけを求めた
勝つことだけを祈った
それが闘争本能
生きるための障害を全て殺す
たかだか子犬に勝てるわけがなかった
ちょっかいを出す相手を間違えてしまったのだ
剣を引き抜き、ゆっくりと双火へ向かう傭兵
双火「いや……くるなぁっ!! こないで、こないでぇぇえええええ!!」
彼女は失禁していた、恥らうこともせず
恐らく気づいてすらいなかったのだろう
情けなく垂れ流されたそれは、ただただ、湯煙をあげて地面に黒い染みを広げていった
傭兵「ひゃはははははははははぁあああははあははは!!!」
狂いに狂って、酔いに酔って、男は勝利を手に入れる
振り上げた剣を、子犬に突き刺して
双火「ひぐっ……あぅ、ぐ……ぁ……」
そして……目の前が真っ暗になった
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
475Res/363.21 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1304091994/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice