過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」
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466: ◆ackVh57YJ.[saga sage]
2011/09/05(月) 00:05:11.59 ID:sPpJjFTWo

傭兵「…………すみませんでした」

スッ

しょぼくれた傭兵さんの前に、一つの器が差し出される

傭兵「これ……は」

姉「幻滅しないで欲しい、ちょっとした悪戯さ」

傭兵「あねさん……」

姉「流石にそこまで僕は人間やめていないよ、一番頼りになる傭兵クンをないがしろにできるものか」

傭兵「頼りだなんて……そんな」

姉「謙遜しなくていい、僕たちが今日ここで旅を続けていられるのも君のおかげさ」

傭兵「そ、そうか……? 照れるな……はは」

姉「そんな君に頼みがある」

姉「君にしかできない仕事だ……だがそれも過酷な……ね」

傭兵「水臭いぜ。俺様たちはもう、仲間だろ?」

姉「そうだね……なら、お願いしようか」

姉「ほんの少し離れたところに、川が流れている」

姉「砂漠越えのためにも水は十分に確保しておきたい、頼めるかい?」

傭兵「ああっ! 任せてくれ!!」

そう言って、野菜たっぷりのスープとパンを掻き込んで

傭兵さんは張り切って走りだしていった

ミリア「なんとまあ、長い茶番だったの」

「言いくるめる姉さんも姉さんだけど、あれで言いくるめられる傭兵さんも傭兵さんだね」

盗賊「ところで人形遣い」

姉「なんだい? 盗賊クン」

盗賊「こっから川ってどんくらいかかるんだ?」

姉「ここは熱帯雨林だけれど……そうだね、片道三十分は優に超えるかもね」

幼女「もぐもぐ♪」

……

傭兵「っちっくしょう!!! 嵌められたぁぁぁあああああ!!!」




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