過去ログ - 幼女「ゆーたっ!」「ぼくは魔法使いだよ」
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468: ◆ackVh57YJ.[saga sage]
2011/09/05(月) 00:06:28.84 ID:sPpJjFTWo

姉「謝ることでもないさ、僕は既に働ける年齢だったし、学園の研究所からは支援金も出た」

姉「生活に不自由はしていなかったよ」

姉「だけれど、弟クンたちには迷惑をかけた」

姉「ずっと構ってあげられなかったからね」

盗賊「そんなことねえよ……立派に育ってるじゃんか」

姉「ふふ、そうだね。でも、実際に僕は弟クンたちを省みることもせずに研究に耽っていたね」

姉「そんなある日、弟クンが言った。『おうちのことは、ぼくががんばるから、おしごとがんばってね、おねえちゃん!』」

姉「僕はハッとしたね、愛するが故に、蔑ろにしてしまった……ショックのあまり三日ほど寝込んだほどさ」

盗賊「何もそこまで……」

姉「そして再び決心した、僕がいなくなっても……立派に生きていけるように」

姉「それまで僕が全力で助けようと」

盗賊「…………そっか」

盗賊「で…………」

盗賊「人形と何の関係があるんだよ?」

姉「……む、せっかくのいい話なのに、君はいちいち水を差すね」

姉「まあいいけれど……そう、あれはまだ弟クンが7歳の頃だ」

盗賊「そんときの年齢なんて、よく覚えてんなぁ……」

姉「僕の研究が煮詰まっていたときだね、弟クンが眠い目を擦りながらこういった」


姉「『おねえちゃん、ねむれないの……いっしょに、ねてもいい?』」




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