過去ログ - 神裂「鋼盾―――鋼の盾ですか、よい真名です」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/04/30(土) 17:46:47.20 ID:6y6jF+0c0
 そんな怒涛の高校生活も新学期から早三ヶ月、夏休みを目前に控えた7月半ば。
 狭いワンルームの学生寮で登校の準備を整え家を出ると、ちょうど同じタイミングで隣の家のドアが開いた。
 始業20分前には学校に着くように家を出る鋼盾とは、なかなか出発のタイミングが合わない隣人だが、今日はめずらしく余裕をもっての登校のようだ。

「よう、鋼盾」
「おはよう、上条くん」

 上条当麻。鋼盾の寮の隣人にしてクラスメイトである。
 ツンツンに逆立てた髪が特徴的な少年だ。身長は鋼盾と同じくらいだが、太目の彼とは違い引き締まった身体をしている。
これは部活に精を出してるわけではなく、路地裏でスキルアウトと喧嘩したり追いかけっこをしているうちにいつのまにかついてしまったものという、ちょっとアレなエピソードの持ち主だ。
 一体どういう頻度でトラブルに巻き込まれればそんな事態になるのかとつっこみたい所だが、鋼盾自身、入学間もない頃に路地裏で不良能力者に絡まれていたところを助けられたことがあるのだから仕方ない。
 クラスメイトと知らずに鋼盾を助けてくれた、底抜けにお人よしな少年なのだ。

「上条でいいってのに。上条さんはクラスメイトに君付けを要求するほど偉くはないのですよ」

 にへら、っと笑う上条。ことあるごとに繰り返されるやり取りだが、鋼盾はどうしても君付けで呼んでしまう。
 上条もそれほど気にしているわけでもないようで、話題はすぐさま別方向へシフトする。

「しかし朝一緒になるとは久しぶりだな。3ヶ月で何回かくらいだよな?」

「僕はいつも同じ時間だよ。めずらしく上条君が早いんだけど、何かあったの?」

「いや、それが、何もなかったんだ」

「……珍しいな」

奇妙な遣り取りだが、当人同士では話が通じている。それというのもこの上条当麻という少年、おそろしく不幸体質な

のだ。それこそ朝起きて家を出るまでに、何らかのトラブルに襲われることなど日常茶飯事といってもよいほどに。


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