過去ログ - 神裂「鋼盾―――鋼の盾ですか、よい真名です」
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48:1[saga]
2011/05/01(日) 21:29:27.33 ID:nah+TYh2o
 それはさておき。


 「おはよう、ふたりとも今日は早いね」

 「にゃー、舞夏が部屋を掃除するってんで追い出されたんだにゃー」

 「ボクは珍しく早起きやったんよ。んでな聞いて聞いて!
  ちょっと登校時間をずらしてみたらトアール女学院の登校と時間帯が被ることを発見したんよ!
  今まで見逃してたなんて、ホンマに惜しいことしたわ」


 惰眠なんて貪ってる暇なんかなかったんやー、早起きは三文の徳やでーとくねくねしながら踊る青髪。

 これがいつものテンションとさして変わらないのだから恐ろしい、と鋼盾は思う。

 席に鞄を置きつつ、話を続ける。


 「さっきからこの馬鹿ずっとこんなですたい」

 「これからボクはこの時間に登校することにするわ!
  つかコウやん知っとったやろ!独り占めなんてずるいでー」

 「ふふふ、コウやんはムッツリさんだもんにゃー」

 「通るルートが違うだろうが!」

 「ほう、するとお目当ては西校やね。ブレザー派か」

 「いやいや、三女とみたにゃー。女子中学生とは流石コウやん」

 「うわあああ!!!」


 傍目から見たらヤンキー2人とパシリ君にみえるであろうこの組み合わせも、もう馴染んだものだ。

 最初はそのコワモテな風体にビクビクしていた鋼盾も、上条が間に立ってくれたおかげで今ではすっかりこのザマだ。

 
 「まったく、上条君といい、めずらしく早く来たかと思えば……」

 「およ? カミやん来てるん? 便所?」

 「……いや、それが…ね、あーちょっとかわいそうで言えない」

 「お、これは爆笑必至のネタの予感だにゃー」

 「独り占めはなしやでコウやん。女子中学生は皆の共有財産や」

 「そのネタひっぱらないでくれ! 周りの目が怖い! 吹寄さんとか!!」

 「さっさと吐くにゃー」


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