過去ログ - 傷つけたからこそ知ることが出来た三葉
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/01(日) 09:37:46.21 ID:EZ8yomYV0
「そろそろ戻ろうか。あまり唯ちゃんと澪ちゃんを待たせても悪いから」

「あぁ・・・・先に帰っとけっていったけど、多分待ってるだろうしな・・・・」

なにもなかったようにムギがそう言って来た道を歩き出した。

「ムギっ」と、私が呼び止める。


振り向いたムギの顔はどう形容したらいいのだろう。
私に対して怒ってるのか、それともそれほど梓のことが心配なのか。
そんな顔をそのときムギはしていた。


「・・・・、約束、守るからな」

うん、とだけ返してまた歩き出す。
これ以上時間がかかったら2人に何かあったのか勘ぐられるような気がする。

私は少し早足で歩いて、ムギに並んだ。

横目で見たムギはもういつもと変わらなく思えた。
ドギマギしているのは私だけなのか。
結局、「ヘマ」だと思ったものすらムギの手の内だったのかもしれない。
未来のムギの手段に、金以外にキス以上のものがないように願うばかりだ。

舞い散る桜が、チラチラと視界の邪魔をする。


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