過去ログ - 傷つけたからこそ知ることが出来た三葉
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/05/01(日) 09:50:15.50 ID:EZ8yomYV0
一方的に聴こえてくるのはブリティッシュロックを敬愛しているバンドの、
ちょっと風ざわりな言葉、だけどそれでも、変わらない愛を歌っている言葉。
私にこんな趣味はないから、梓が勝手に入れたんだろう。

「変わらないのを望むなら、最後に転調つかうなよな・・・・」

一人ごちをつぶやきながら、それでも聴くのをやめないのは、
それが梓が好きなバンドの曲だからだ。

遅刻をするなと言われてても、
お約束のように遅刻ギリギリの時間の電車に飛び込んだ私を梓はまたしかりそうだ。

窓の外にやった目に見慣れた風景が飛び込んでくる。
端からみればちっとも変わっていないこの街も、自分の足でその中を歩いてみると
少しずつ変わっていっていることに気がついて驚いて、そして少しだけ悲しくなったりする。
だからってそんな街並みに自分を重ねられるほど、そこまで歳を重ねたつもりはないけど。

約束は、守れてるかな?ムギ。

駅に着いたらすぐに走りだせるように、靴の紐を結びなおすことにした。


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