過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
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125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/05(日) 04:23:09.38 ID:RJ3pmX9C0
(この程度……ッ!)

《ブリュンヒルデ》がこの程度の攻撃を受けるはずがない。

 無理に体をひねり、すんでのところで一夏から見て右側に体を傾けた。

(当たらなければ、どうということはない!)

 パイルバンカーが千冬の右の頬をかすり、それだけでシールドエネルギーが50近く削られた。

 確かなダメージ。

 織斑一夏は、織斑千冬に確かにダメージを与えた。

 ISに触れて間もない素人が、世界最強と謳われた戦乙女に、だ。

 やはり自分の弟は、『何か』を持っている。下手をすれば、今後経験や技術を積んでいけば自分すら凌駕してしまうかのような『何か』を。

 それが確認できただけで、千冬は満足だった。

 弟を誇ることができる自信の源を得ただけで、千冬は安心した。

 勝負は決したと思い、千冬は無意識に満足そうに口元を緩め。



 バチンッ! と音を立てて、《雪羅》の左腕からパイルバンカーがパージされた。



 鉄杭を排出した反動で一夏の左腕が右側へズレる。

 ――ちょうどガトリングガンの銃口を千冬の顔面に突きつけるように。

「な――――」

 絶句する千冬に、言葉を紡ぐ余裕すらない一夏は、かすかに微笑んでみせた。

《零落白夜》の効果が付与されたエネルギー弾が撃ち出される。回避は不可能。





 ――シールドエネルギー残量、0。







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