過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
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163:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/29(水) 23:59:18.66 ID:EgJhOcrq0
 アリーナに声が響いた。


 凛として、芯の通った声。


 それを聞いた瞬間に一夏の左腕は動いていた。《雪羅》最大の特徴、多機能・多武装手甲が輝きを放つ。

 左手を中心とし、巨大なシールドが張られる。
《紫電》の胸部ガトリングガンから放たれた弾丸は、すべてそれに阻まれた。

「あ……」

 声を漏らしたのは防いだ方か防がれた方か。

『この馬鹿者、馬鹿者ーーっ! その程度のプレッシャーに負けてどうする! 周囲のひがみなどに負けてどうする!』

 箒の声。

 その強く優しい声が、一夏の鼓膜を震わせた。
 雪片弐型を捨てた右手が、何かを求めるように、開いたり閉じたりを繰り返している。

『私だって、姉のせいで、周りとは少しズレている! けれど私は負けなかった、友達もできた!』


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