過去ログ - 箒「私が一夏と結ばれるためには――――」
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[saga]
2011/09/15(木) 02:40:23.62 ID:7oMJPx+w0
刹那、立ててはいけないフラグを立てたチョロリアを、海面を貫いて放たれたビーム砲が直撃した。
「キャアアアアアッ!」
「あいつ、やってはいけないことを……!」
敵機に攻撃命中後の『やったか……?』は戦闘続行フラグである。
そんなサブカルチャーな知識をセシリアが知っているはずもなく――むしろ他の4人は何故知っていたのか――しでかした。
海面を割って、福音が姿を現す。全身の装甲にヒビが入り、そこから小さな翼が生えていた。
第二ラウンドを告げるように、三十六の砲門から一斉掃射が、
『悪いことは言いません。全力で右に飛んでください』
その言葉通り、咄嗟に4人は右側へすっ飛ぶようにして退いた。
空いたスペースを二本の光が貫き、福音の両肩に直撃、アーマーを一撃で破砕した。あまりのダメージに福音はきりもみ回転しがら、本日二度目の着水となる。
「今、のは……」
「試作型IS、『ラファール・リヴァイヴ・TBカスタム』です」
全員が、送られてきた座標めがけて勢いよく振り向いた。
ハイパーセンサーが捕捉し拡大、解像度を調整してくれる。遥か向こう、距離6000。
巨大なキャノンを左右に計二門抱え、一組副担任の山田真耶が、可愛らしくウィンクしてみせた。
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