過去ログ - ぼくらの魔法少女まどか☆マギカ
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)
2011/05/02(月) 17:51:47.53 ID:vZ0FaaUq0
(誰だろう……あの人……)

夏とは思えない黒一色のジャケットとロングスカートを身にまとい、同じく黒く長い髪を赤いリボンで一つに束ねたその姿は、あまりにも「いつもの」風景にとっては異物といえる存在だった。

その黒い少女は、じっと海の方だけを眺めている。

「ん……? あれ、誰だ」

「うっわ、黒いですね〜」

「ゴスロリ……? コスプレ……?」

他の人も、その少女の異端さに目線を止め、引き寄せられるように彼女の方へと集まっていく。

ある者は不審な目で、ある者は興味の目で、ある者は心配の目で見つめているが、黒い少女はまったく無関心と言わんばかりにこちらへ反応しなかった。

「じ、地元の人ですか?」

玲奈が意を決し、黒い少女へ言葉を向ける。

まるでいまさら気づいたかのように、黒い少女は12人の方へと視線を向けた。急に向けられたため、玲奈は誤魔化すように愛想笑いを浮かべてしまう。

「あ、あはは……」

「……あなたたちが、ね」

黒い少女は12人を見渡し、値踏みするような目で見ていく。その超然たる様子に圧倒されてしまい、声を出そうにも漏らすことしかできない。
そして、何かに納得したようにうなずき、言った。



「あなたたち、ゲームをしてみない?」





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