過去ログ - 人を救った偽善者と人を殺した正義の味方
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11:1 ◆TyXhq8/md2[sage saga]
2011/05/02(月) 18:00:23.08 ID:NvD2XyXg0
―――Chapter1-1 禁書目録 side

出発の朝。国内とはいえ旅行は旅行、気は抜けない。
準備は万全。イタリアのときの経験を生かして、居候のシスターさんはすでに私服モード。
……インデックスにはまだ伝えてないが、旅行中はずっと私服になってもらう予定である。
まさか、あの服で動き回るわけには行かない。下宿先で洗濯すればいいので、最低限の着替えしか持っていない。
自分の鞄の中に入っているので、健康優良男子が服や下着に色々感じてしまうのはご愛嬌なのである。

「あ、短髪」

「む」

などと考えていると登校途中の御坂と出会った。
またまた余談だが、こちらは居候さんと違い、ロシアから帰って来てから妙に不機嫌である。何かやったか俺?
朝から一試合ありそうだなぁ、早く出て来てよかったなぁ、とか思っていると、

「なっ! な、何よその格好!!」

予想とは違う反応。

「何って、今から旅行なんだよ」

今から旅行、と言葉を反芻する御坂。おー、顔が真っ赤になっていく。何興奮してるんだ、と声を掛けると、

「興奮してないっ! だってその…、ええと…、二人で…旅行なんて……こっ、こっ、」

鶏か、という突っ込みは控えておこう。

「こ?」

「こ、恋人みたいじゃない!!」

がぁー、と叫ぶ御坂とは逆に、

「……………はい?」

俺の思考は停止・凍結した。


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