過去ログ - 人を救った偽善者と人を殺した正義の味方
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30:1 ◆TyXhq8/md2[saga]
2011/05/03(火) 00:49:39.46 ID:iJNIbgsA0
―――Chapter1-8 Fate side

「で、話を整理すると」ハァ

溜息をつきながら話し始める遠坂。
居間には居候の面々に加え、藤ねえと入れ替わりでやってきたイリヤが食卓を囲み座っている。

「あっちには最初から争う気なんて無くて、協力する気しかなかったらしいわね。
 それに、問題解決のためには近くに居たほうがずっと便利だからって理由で」

「俺の家に下宿する…か。はぁ、なんというか、理不尽だ」

「良いじゃない、シロウ。楽しくなりそうよ」

気分が良いのか俺の肩に掴まるイリヤ。
お嬢様、楽しいのは良いんですが、食費の問題はどうすりゃ良いんでしょうか。

「そうですよ。イリヤちゃん、ただでさえ家計が火の車なのに、これ以上は…」

「桜の言う通りです。それに、一番家計を苦しめているセイバーこそ働くべきなのではないですか、士郎」

「む、ライダー、そうしたいのは山々なのですが、この外見では雇ってくれる店舗も少ない。
 それにやっと見つけても、シロウが許可してくれないのです」ブツブツ

「そりゃあ仕方ないわよ、セイバー。士郎があんな店許すわけ無いじゃない」

「ぐっ、それもこれも私が早く定職に就けば解決するのに…」ワナワナ

口々に言う衛宮家の女性たち。
それに、セイバーが働いてくれるというのは嬉しいが、彼女を雇ってくれる店なんてあれな店が殆どである。

「まぁ、そこら辺は後で考えよう。予定だとそろそろ新都に到着してるはずだし、迎えに行かなきゃな」

全員に声を掛ける。何はともあれ、まず会わないと話にもならないからな。



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