過去ログ - 魔王「わたしが世界を」
1- 20
842: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:46:37.31 ID:gqAd9v6SO

相変わらずこれだ。父はいつも俺に厳しい。
いや、厳しいという言葉は間違いかもしれない。
期待していないのだ。
あの乾いた目。それが物語っている。
以下略



843: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:49:10.16 ID:gqAd9v6SO
きっかけは、現在の魔王様が誕生するはずだった日のこと。
継承式の最中に、謎の男が乱入して『魔王の力』を奪っていった。
そのせいで、『魔王の凶暴性』も、利口に魔王候補者様のもとへ向かうことなく暴走して、
最終的には兄の中に棲みついた。

以下略



844: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:52:07.52 ID:gqAd9v6SO
例に漏れず、『魔王の力』を受け継がなかった兄は見境なく暴走した。
しかしその後、現在の魔王様と『魔王の力』を奪った男に鎮められた。
命を奪われることで。

やっと、後継者への道にそびえていた高く厚い壁は消えた。
以下略



845: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:52:49.34 ID:gqAd9v6SO
幻王「お悩みですかな」

竜王子「!」

幻王「ホッホッ」
以下略



846: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:55:10.29 ID:gqAd9v6SO
幻王「認められたいのですね」

竜王子「はい」

幻王「ならば、勇者一行にいる男を、討ち取るのです」
以下略



847: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:55:58.87 ID:gqAd9v6SO
竜王子「そんな者を討ち取ってどうなると」

竜王子「父は、兄と比較して私を低くみているわけではありません」

竜王子「兄より実力が上回ると訴えても…」
以下略



848: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:57:28.20 ID:gqAd9v6SO
幻王「魔王様は今までその絆を断ち切れずにいたが、つい先日、それを切った」

幻王「ですが、そうすぐに情を拭い切れるものでしょうか」

幻王「魔王様にとって賊はやりにくい相手、邪魔な存在でしかない」
以下略



849: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 22:58:32.76 ID:gqAd9v6SO
竜王子(そうすれば恩賞として、竜王の座につく権利を約束していただける!)

竜王(いや、しかしそれでは竜王になれるだけで、父に認められることには…)

幻王「……」キィィィ
以下略



850: ◆FZZZbezvBI[sage saga]
2012/06/03(日) 23:01:49.93 ID:gqAd9v6SO
ここまでです
ありがとうございました


851:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/03(日) 23:04:24.62 ID:Z1g8fvc7o
おつおつ


852:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/04(月) 11:43:20.30 ID:Qi/VXXsIO



858Res/304.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice