過去ログ - 初春「私があなたを助けます」
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35:87[saga]
2011/05/22(日) 07:05:43.07 ID:rZ9489cc0
「彼の知り合いだったりするのかい?」

「そ、そんなわけでは……!」

殺されそうになりました、なんて言えるわけないです。

「彼、今は安静にして眠っているんだけどね?」

「そうですか……」

「まだ意識は戻らず、眠っているんだよ?」

「えっ」

「……もしよかったら、彼に会っていくかい?」

そのカエル顔のお医者さんの言葉に、私は何故か頷いていた。
やっぱり……、昔怖い目にあった人だけど。
あの苦しそうな顔が、頭から離れなかったから。

「そう、大事なことを言い忘れていたよ?」

「な、なんでしょうか?」

「……彼には」


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