過去ログ - 初春「私があなたを助けます」
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53:87[saga]
2011/06/11(土) 00:57:28.94 ID:JHd4PPel0
「風紀委員ってどんな感じだ?」

「そうですね……。やりがいがありますよ。仲間と協力して事件を解決させたりとか……」

「ふーん」

「なんですかそのどうでもいいような顔は! それに一気に白が増えてるんですが!」

「俺は後半から巻き返す方だ」

「マジですか。……ま、まあ流石超能力者って感じですね。演算能力も相当な物ですし……。あっ」

一気に畳み掛けて俺の勝利に終わらせ、俺は盤上に置かれている石を戻しているとき。
初春が何かを閃いたようだった。

「垣根さん、風紀委員に入りませんか?」

風紀委員?
なんだよ、いきなり。

「超能力者ですし、いるってだけで事件がぐっと減ってくると思うんですよ! それに楽しいですよ!」

「興味ねえな」

「そんなー、勿体ないですよ」

がっかりしながら、同じく石を片付けている初春には悪いが、あまり興味はなかった。
それに、”超能力者”って言っても今の俺には能力は仕えない。
もし風紀委員になったとしても足をひっぱるだけだと思うしな。

「あっ、そろそろ風紀委員の仕事がありますのでこれで! また来ますね垣根さん!」

オセロボードをさっさと片付けて、初春飾利は病室を出て行った。
そして病室はまた静まりかえる。
まるで太陽がいなくなったかのような、静けさと冷たさで包まれた。


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