過去ログ - 初春「私があなたを助けます」
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61:87[saga]
2011/06/26(日) 12:02:45.44 ID:8KcjYazA0
【初春飾利】

今日、垣根さんの退院日だ。
私は約束して十時に病院へ行くと約束もした。
そうそんな日に限って……!

「寝坊しましたあああああああ!!」

そう、寝坊したのである。
因みに現在時刻は十時二十分であり、無事病院へ到着した。
エレベーターに乗りながら私は慌てて髪を整える。
今日の服は茶色のブーツに黒タイツ、白のワンピースの上から黒のコートと桃色のマフラーを巻いている。
普通の冬の防寒着だけれど、走ってきたせいと病院に全域暖房がついているせいでとても暑かった。
いや、今はそんなことよりもあることが重要だ。

「絶対、垣根さんに怒られる!」

自分から約束したくせに遅れるなんて絶対怒ってますよね。
それに買い物にも誘ってるし……。
エレベーターが止まった音ではっと我に返る。
とにかくまずは急いで病室に行かなきゃ。そして謝らないと。
なるべく走らないような小走りで、垣根さんの入院していた病室へと向った。
だが、病室の前に来たときにあることに気付く。

「もし垣根さんが先に帰ってたらどうしよう……」

そんな事を心配しながらコンコンとノックする。

「どーぞ」

いつもの、垣根さんの声が聞こえた。

「ごめんなさい! 遅れまし……た」


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