64:87[saga]
2011/06/26(日) 12:07:34.00 ID:8KcjYazA0
【初春飾利】
もっと垣根さんの家を探索したかったのですが、家主である垣根さんに怒られてしまいました。
また今度見せてくれるらしいですが、あの高級なところに一人で行く勇気なんてないですよ。
などと言い合いながら、垣根さんとデパートにやってきました。
「この手袋もかわいいし、あっこっちも捨てがたいですね」
因みに先ほど昼食を食べ終えて、今垣根さんは自分の服を買いに行くということで別行動をしてます。
私は念願の手袋購入の為、手袋コーナーを見て回っているのですが……。
「うむむ、迷います。迷いすぎます」
二つの手袋で悩んでいるところです。
一つはピンクで白い小さなリボンがついたふわふわとした手袋。
もう一つもピンクで、五本指に分かれていいる普通のシンプルな手袋。
「やっぱり普通のが……いや、このふわふわ感捨てがたいですし」
「あっちの手袋でいいんじゃねぇか?」
「か、垣根さん!」
振り返ると買い物袋を二つほど持っている垣根さんの姿があった。
そして指差す先にも手袋コーナーがあった。
「こっちにも合ったんですね。見落としてました」
「で、ピンクならこれがいいんじゃねえのか」
垣根さんが指差したのはピンクのふわふわした手袋。
普通の五本指に分かれていて、手にはめたら付け心地がいい。
「いいかもしれません。……これにしようかな」
ふわふわ感もあって使いやすい。そして暖かい。
これにしましょう。
「垣根さんも手袋やマフラー、買ったらどうですか」
「俺はいいから、さっさと買ってこいよ」
「でも外は寒いですよ。さっきだって寒さ我慢してたじゃないですか」
っていうかその格好は薄すぎだと思います。
コートすら羽織ってないですし。
「マフラーだけでも選んであげますよ! 早速マフラー売り場にゴーです!」
「お、おい初春!」
それに冬は温かいのが一番ですし、風邪なんて引いて欲しくありませんしね。
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