過去ログ - まどか「仮面ライダー?」翔太郎「魔法少女?」映司「魔女?」 その2
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973: ◆WDUU7xtdEo[saga sage]
2012/11/04(日) 19:00:14.84 ID:CXLm9fD5o

詳しい事情は映司から全て聞いた。他人のために祈り、嫌っていたはずのほむらを癒し、幼馴染の腕を治したさやか。
だが、ほむらへの祈りは無意味だった。ソウルジェムがある限り、ほとんど死ぬことがないと知ってしまった。

その無意味さに落ち込んだものの、だが、さやかの立ち直りは早かった。
好意を抱く幼馴染の少年を救うことができ、目の前に自分という「正義の味方」がいたからだ。

多感な年頃の少女なのだ、失意からなりふり構わない行動をとったかもしれないと思えば良かったと言える。
だが、結局はその立ち直りが新たな問題を生むことになる。

自分への眼差し、それが遠い昔の『鳴海壮吉』へと注いだ憧れの眼差しと似ていたからだ。

それはきっと、マミという憧れの代わりなのだろう。彼女への失望と危機的状況がもたらしたものなのだろう。
だから、自分が戦うように彼女が戦ったように『正義の味方』をしたいのだろう。

そして、それこそが危うさの原因そのもの。

「なあ、さやかちゃん」

「くぅ〜〜! じゃあ、特訓だ! 特訓して、左さん! そしたら戦わせてくれるでしょ!?」

「だからな、ムリだっつってんだ」

「なんでよ!?」

「はぁ……」


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