過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.10
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(鹿児島県)
[sage]
2011/06/08(水) 17:10:03.05 ID:gr0/tkC10
いま家には黒猫、沙織、あやせが来てくれている。
「あのね桐乃・・・話があるの」
「うん?なに?」
黒猫とあやせがなにやら言いたそうにしている
「先輩の記憶を取り戻せるのはあなたしかいないと私は、私たちは思ってるの」
「桐乃は気づいてないかもしれないけど・・・お兄さんにとって
桐乃はきっと、ううん絶対にかけがえのない人だから」
「そうでござるよきりりん氏、我々も協力しまするゆえ」
「みんな・・・」
「それじゃまずはあの人を笑顔で迎え入れましょう」
黒猫がいうとタイミングよく車の音がした。兄貴が帰ってきたのだろう。
「今もどった・・・」
「ただいま」
「・・・・・・ただいま」
「「「「おかえり!!」」」」
あたしの頭の中には1つの方法が浮かんでいた。
その日の夜あたしは兄貴の部屋に行った。まだ病みあがりだしもっと体が回復してからでもいいのかもしれない
けど・・・先延ばしにしたらまたあたしは震えて動けなくなるに違いない。
こんどは兄貴はいないのだ。
いつもいつでも、どんな時もどんな人が相手でも味方でいてくれた兄貴はいまはいない。
その人をいまから取り戻すのだ。ぜったいに取り戻してみせる。
バチン
「ん・・・なんだ?ってお前」
顔に痛みが走り目をあけるとそこにはあの女の子がいた。馬乗りになって・・・
とんでもなくふざけた状態・・・だけど俺はこれに、こんな状況になにかを感じていた。
「あのさ・・・人生相談」
人生相談・・・その言葉を聞いたとたん一瞬なにかの映像が頭を駆け巡った。
「あたしのさ・・・かっこよくて大好きな兄貴を取り戻すにはどうしたらいい?」
兄貴・・・馬乗り・・・人生相談・・・「あたしさ、前にも言ったけどあんたにほんとに感謝してる。
あたしの趣味を始めて理解してくれたのが兄貴。黒猫や沙織に出会わせてくれたのが兄貴。お父さんから
趣味を守ってくれたのが兄貴。あやせと今でも親友でいられるのも兄貴のおかげ」
この子、桐乃が思い出を語るたびにだんだんと鮮明に映像が浮かんでくる。
「そんな兄貴との思い出がなくなるなんて嫌だ。それに兄貴前にいったよね。あたしがいないと寂しいって
寂しくてシんじまいそうだって。あたしも同じ兄貴がいないと寂しくてシぬかもしんない」
そういう桐乃の顔には涙が流れていた。その涙を見た瞬間あたまのなかに鮮明に桐乃との騒がしい思い出が浮かんできた。
俺は思わず桐乃を抱きしめた
「ごめんな、俺は兄貴失格だ・・・妹をこんなに泣かせちまったんだから」
「え?・・・もしかして」
「ああ・・・思い出した俺の大切な母親を父親を、幼馴染みを、友達をなにより」
一息ついていう
「俺の大事な、かけがえのない大切な妹をな」
「兄貴ーーーーー!!」
桐乃は関を切ったように泣き出した。
そして思った・・・もう2度と桐乃を泣かせたりはしないと・・・絶対に守ってみせると
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