117: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:20:37.18 ID:uW4vYU9AO
コンビニから戻ってくると、さっきまでわたしがいたところに誰かが座っているのが見えた。それと同時にわたしは驚く。
梓「澪先輩っ!」
118: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:21:10.06 ID:uW4vYU9AO
澪「梓は?」
梓「あっわたしは出張でこっちに来てて」
澪「それじゃあ、今日はサボリ?」
119: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:21:44.96 ID:uW4vYU9AO
梓「まあ、そうです…ってなんでわかったんですかっ//」
澪「見てればすぐわかるって!みんな知ってたよ?」
梓「え、ええっ!…誰にもばれてないと思ってました」
120: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:22:10.96 ID:uW4vYU9AO
それから、わたしのたちの間に沈黙が続いた。沈黙の我慢できなったからというわけではないんだけど、わたしは澪先輩に尋ねている。
梓「律先輩とはどうなんですか?」
121: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:23:26.58 ID:uW4vYU9AO
澪「でも、律は約束を破ったりしないと思うんだ」
梓「約束の時間に遅れたりはしますけどね」
122: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:23:52.54 ID:uW4vYU9AO
それから、わたしたちは今の仕事の話だとか、好きなロックバンドの話をした。
長い時間が過ぎて、ふと澪先輩が言う。
澪「もしかして、梓が待っているものは簡単には来ないんじゃないか?」
123: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:24:37.80 ID:uW4vYU9AO
澪「奇跡かぁ…でも、大丈夫、きっと来るさ!」
そして、奇跡は起こる。
わたしは向こうの信号にタクシーがとまっているのを見つける。
124: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:25:25.00 ID:uW4vYU9AO
そして、タクシーに向かって歩き出そうとする。そこで、ふと思って聞いてみる。
梓「澪先輩遅刻ですよね」
125: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:25:50.15 ID:uW4vYU9AO
タクシーにたどり着くと、わたしは車に乗り込み、唯先輩のマンションの位置を伝えて、一万円札をだす。
梓「おつりはいりません」
126: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:28:06.43 ID:uW4vYU9AO
〜 三年前 冬! 〜
127: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/10(火) 22:37:14.04 ID:uW4vYU9AO
梓「唯先輩もうすぐ卒業ですね」
唯「そうだねー」
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