160: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:41:48.17 ID:t6tCynLAO
律「………なあ澪?」
律がいつになく真剣な顔して、私に尋ねた。
律「それで、どうだったんだ?…答えはでたのか?」
161: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:42:19.16 ID:t6tCynLAO
律「あっそうだわたし思ったことがあったんだ」
澪「なんだ?」
162: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:43:32.89 ID:t6tCynLAO
律「それに、資格がなんとかとかも言ってたけどさ、それならわたしが資格なんて、つくってやるよっ!」
律「…『田井中律の恋人許可書』ってな!」
163: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:44:02.22 ID:t6tCynLAO
律「あっそうだ!やっと、これが返せるな」
律はそう言って、ケータイについてる2つのストラップから、ウサギの方をとって私に渡す。
164: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:44:45.27 ID:t6tCynLAO
今、言わないと言う機会を失ってしまう、そう思って、私は勢いに任せて言った。
澪「律……キスしないか?」
律「えっ、キ、キスゥ?」
165: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:45:31.24 ID:t6tCynLAO
私たちはお互いに向かい合った。律の顔は真っ赤だ。多分、わたしの顔も同じように真っ赤だろう。
律が小さく、わたしと会わない間に澪に何があったんだよ、と呟くのが聞こえた。何かあったとしたら、確実に律のせいだなと思う。
それから、私たちはゆっくり顔近づけて、唇を交わす。
166: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:46:00.42 ID:t6tCynLAO
どれくらい、そうしていただろう。それは一瞬にも永遠にも思えた。だけど、気がつくと、私たちはベンチに座っていた。初恋のカップルのように、微妙な距離感で座っている。
何人かがこっちをみていたが、人の目はそれほど気にならなかった。
少ししてから、律が口を開く。
167: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:46:27.68 ID:t6tCynLAO
律「そうだ、大ニュースがあるんだ」
今の私たちにとって大ニュースになりえるのは一つくらいしかないと私は思う。
168: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:46:53.86 ID:t6tCynLAO
律「ホントだぜっ!実を言うと今日もムギが応援してくれたんだ」
澪「そうか、ムギが……」
169: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:47:39.28 ID:t6tCynLAO
律「じゃあ、またなー」
律はムギを迎えるための集合時間を告げて、言った。
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