168: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:46:53.86 ID:t6tCynLAO
律「ホントだぜっ!実を言うと今日もムギが応援してくれたんだ」
澪「そうか、ムギが……」
169: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:47:39.28 ID:t6tCynLAO
律「じゃあ、またなー」
律はムギを迎えるための集合時間を告げて、言った。
170: ◆Mu88Rugpw6
2011/05/14(土) 01:52:52.89 ID:t6tCynLAO
わたしは買い物から帰り、玄関にあがる。家のことを自分でするようになってから、憂の大変さを知った。今度会ったら、ありがとうを言わないとね。
買ってきた食材を冷蔵庫に詰め込み、一通り片付けてしまうと、わたしは床にゴロンと転がった。昔からこのフローリングのヒンヤリとした感じが好きだった。
どこかで振動音がするので、あたりを見回すと、ケータイが震えている。着信、ムギちゃんからだ。
171: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:53:20.04 ID:t6tCynLAO
紬「あっ唯ちゃん?」」
唯「やっほーこちら唯でーす」
172: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:54:15.12 ID:t6tCynLAO
唯「わたしも嬉しいよっ!!でも、きをつけてー」
紬「何かあったの?」
173: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:54:57.02 ID:t6tCynLAO
紬「ううん、アイス自体はあるんだけど、みんなと食べたようアイスはないの」
唯「もうっ!ムギちゃんのせいでアイスが食べたくなっちゃったよぉ!」
174: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:55:24.43 ID:t6tCynLAO
唯「そういえば、ムギちゃんはちゃんとキーボードやってる?」
紬「ちゃんと、やってるわ。むしろ、毎日の楽しみなの」
175: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:56:27.44 ID:t6tCynLAO
唯「うんっ!ちゃんとやんないとあずにゃんにおこられちゃうからねっ!」
紬「ふふっ、やっぱり梓ちゃんなのね〜」
ムギちゃんはとっても嬉しそうに言う。
唯「あっ、えっ、そういう意味じゃなくて、わたしだって…」アセアセ
176: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:56:55.79 ID:t6tCynLAO
紬「唯ちゃんがんばってね!」
唯「は、はいっ!」
177: ◆Mu88Rugpw6[sage]
2011/05/14(土) 01:57:25.05 ID:t6tCynLAO
わたしはムギちゃんとの電話を切ると、床に寝転んで考える。長い間そうしていた。そして思う、今でも、わたしはあずにゃんのことが好きだ。
多分、あのときこうしてればなんて意味がない。ムギちゃんの言う通りだ。今だって、十分遅くない。わたしは自分の中の不安によって、この決意が揺らがないようにと、勢いよく立ち上がる。
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