過去ログ - 美琴「こ、これで…いい?」上条「おぉ…これは……っ!」
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4: ◆jPpg5.obl6
2011/05/05(木) 21:59:49.90 ID:DOUy4DoAO


「お…おじゃましま〜す」

まだ慣れない扉の鍵を開けて、何の返事も返ってこない部屋になんとなく忍び足で踏み込んだ。

美琴はキョロキョロとあたりを見渡し、落ち着かない様子で手に持っていた荷物を床に置いた。

ビニール袋の中で、スーパーで買った品物たちがくしゃりと崩れる音がやけに大きく響く。

「…なんか…ドキドキするなぁ…」


美琴は靴を脱いで上がり込むと、胸に手を当てて、ポツリと呟いた。

玄関先から、二・三歩進んで部屋の奥へと顔をのぞかせた…
午後、てっぺんまで昇った太陽がだんだんと傾きはじめている。
美琴は、自分がこの部屋に一人で居ることに違和感を感じて仕方ない。

たぶん、それは、いつもは彼と二人で過ごす部屋だから。

なぜ、彼の居ない部屋に一人で訪れることになったのか。

それは、つい先ほど……時間をいくらかさかのぼる―――






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