過去ログ - 美琴「こ、これで…いい?」上条「おぉ…これは……っ!」
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6: ◆jPpg5.obl6
2011/05/05(木) 22:05:08.71 ID:DOUy4DoAO


――――…………


「はぁ〜…」

美琴はいつもの場所で、上条当麻と待ち合わせをしていた。
まだかなぁと心を浮き立たせ、美琴は彼がやってくるであろう道の先に目を向ける。

恋人同士…なんて、甘い響きの関係になってから、美琴の毎日は彼を中心にまわっていた。

今日もこの約束の時間を目指して一日を過ごしてきた。

そうして、焦点を絞って約束の時間を守ってきたのに…


―――何してんのよ、アイツ…


約束の時間になっても、彼からの連絡がない。手に持った携帯電話がならないことにも苛立ちがつのる。

美琴は気を紛らわせようと手鏡を出して、前髪と花のピンの位置を整える。

この動作もここについてから、何度目だろうと思う。


――――大丈夫かしら?
髪変じゃないかな…
別に、アイツに可愛いって思われたいとか、そういうのじゃないわよ…
そ、そうよ。
女の子の身だしなみだしっ!


頭の中で自分に妙な言い訳をしながら鏡を見終え、また鞄にしまう。

美琴自身、今日はいつもより学校から出るのが遅くなった。思っていた予定が狂い、なんとか狂った予定を取り戻そうとここまで慌てて駆けつけてきたのだった。

結局、約束の10分前にはついていたのだが。


「黒子のやつが余計なことするから…」

お姉様と慕ってくる後輩が、シャワールームで《余計》なこをしてくれたおかげで。

つぅっと、首筋に汗が流れた

(う、走ったから…汗が…
においとか…大丈夫かしら)


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