過去ログ - パワプロ君「安価で甲子園目指す」2
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)
2011/05/07(土) 12:38:36.97 ID:9xOat/Hb0
白球は……イチローの眉間を貫通した。
パワプロ「イ……イチローくん!!!!!!!!!」
パワプロは野球が好きなただの子供だった。
友達とする野球が好きだった、みんなとやる野球が大好きだった。
でも、パワプロは弱かった。打てなかった、走れなった、守れなかった。
補欠だった、弱いチームで一番ヘタだった。
けれど、皆と少しでも長く野球をするために、パワプロは自分を鍛える事にした。
パワプロ「そんな……イチローくんが……死んじゃった……」
イチロー「何をそんなに驚いているんだい?」
イチローにとって野球は義務だった。
野球をする事を義務付けられた人生、そこに楽しいとか辛いだとかいう感情はない。
ただ、そこに、ボールとバットとグラブがある。
それだけでそれらはイチローが野球をする理由になった。
厳しい親の指導もあり、イチローはメキメキとその実力を伸ばしていった。
いつしか、誰しもがイチローという存在をアンタッチャブルとして扱い……時には腫れ物を扱うような態度になった、敵はもちろん、味方でさえ。
饒舌なイチロー少年はいつしか「寡黙な青年」と呼ばれるようになった。
イチロー「あれは……残像だよ……パワプロくん……これで、2アウト……追い込んだよ……ククク」
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