過去ログ - 【多重】とある×シャナ×東方×ネギま【クロス】2スレ目 -SS速報VIP

過去ログ - 【多重】とある×シャナ×東方×ネギま【クロス】2スレ目

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51: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:35:22.58 ID:9rW/t74N0

「分かってたことだがよ、一体どんな奴等を送って来るのかと思えば……」

52: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:35:55.21 ID:9rW/t74N0

静かに目だけで背後の光景を眺め、確認。
まず最初に見えたのは、背後に出現した者によって驚きの声を上げる初春の姿。
そしてそれよりも更に奥。
そこに、"集団"が居た。

以下略

53: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:36:35.80 ID:9rW/t74N0

(……注意するのはこいつと、後はどっかにいるテレポート系の何かが使える奴か。他は雑魚ばっかだな)

思考を浮かべ自分の中での優先順位を指定しつつ、垣根は余裕を見せながら言い返してやった。
それは会話を行うことで敵から情報を引っ張り出そうとする、彼なりの癖。

以下略

54: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:37:05.10 ID:9rW/t74N0

「事情は理解しているようだな」

黙っていた男が頃合いと思ったのか口を開く。
確認の意味合いを込めた問いかけに垣根は表情を崩さないまま、

以下略

55: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:37:42.83 ID:9rW/t74N0

「そうかい、もう一度地獄に送って欲しいって訳か。いいぜ、仕事じゃねぇけどサービスだ。一瞬で送り返してやる」
「出来るのか、足手纏いがいるその状態で」
「……！」

以下略

56: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:38:09.37 ID:9rW/t74N0

「第二位。逆に一つ聞き返そうか」
「あ？」

男達に、恐怖は見られなかった。

以下略

57: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:38:42.02 ID:9rW/t74N0

「キャパシティダウン……こんな小さな箱に収まってしまってはいるが、六十も集まれば例えレベル5といえど封じられるだろう」

男の一人が片手に木箱のような物を持ちつつ言った。
手に収まっている木箱は十センチ程の正方体で、いかにも古くさそうな雰囲気を醸し出している。

以下略

58: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:39:27.04 ID:9rW/t74N0

「うっ、あっ、あああああああああぁぁ……」

掠れた悲鳴が、高音の世界の中、耳に届いた。

以下略

59: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:39:53.31 ID:9rW/t74N0

感傷を感じる暇も無かった。
直感に任せて、地面を蹴って転がる。
刹那、間を置かずに巨大な炎の塊が、彼が居た場所へと直撃した。
ボンッ！！という爆風が、垣根の背中を一気になで上げ、彼の体を更に荒れた大地の上で転がして行く。

以下略

60: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:40:30.82 ID:9rW/t74N0

以下略

61: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:42:20.82 ID:9rW/t74N0

垣根は男による称讃の言葉に反応しなかった。
ただぼんやりと、自分がやったことを思い出している。
といっても思い出せることなど殆ど無く、ただ辛うじて思い出せるのは自分が何かを叫びながら、がむしゃらに暴走していたことくらいだ。
誰をどうやって殺したのか、そんなことを一つも思い出せない。

以下略

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