過去ログ - 【多重】とある×シャナ×東方×ネギま【クロス】2スレ目 -SS速報VIP

過去ログ - 【多重】とある×シャナ×東方×ネギま【クロス】2スレ目

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67: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:47:26.29 ID:9rW/t74N0

(殺された……？)

そう、誰かが言った。
ならば、垣根帝督は彼等を殺したのか。

68: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:48:40.04 ID:9rW/t74N0

ふと、声をかけて来た男に、別の男が声をかける。
声には僅かだが、馬鹿にするような響きがあった。
確かに、黒髪男は喋れない者へと一方的に話しかけるだけの物好きかつ馬鹿な者にしか見えまい。
自覚はあったのか、ふん、と黒髪男は鼻を鳴らす。

以下略

69: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:49:08.70 ID:9rW/t74N0

それは、彼が助けに来ないと思ったから"ではない"。

以下略

70: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:49:47.66 ID:9rW/t74N0

「むーっ！」

彼の名前を呼ぼうとしたが、猿ぐつわのせいで声にならなかった。
思わず顰め面になると、それを見た男──垣根帝督は階段からやって来つつ、苦笑いをしながら、

以下略

71: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:50:18.96 ID:9rW/t74N0

「殺す！絶対にテメェは殺してやるぜ垣根帝督ぅぅぅぅぅぅぅっ！！」
「三下がピーピーギャーギャー騒いでんじゃねぇよ。キャパシティダウンだっけか？使いたきゃとっと使え」

怒りを全力で叩きつけてくる男に対し、垣根は恐ろしい程に冷静だった。

以下略

72: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:50:48.28 ID:9rW/t74N0

暫しの間。
また襲い掛かってくるであろう激痛に備えるように、歯を食いしばっていた初春だったが。
何時まで経っても、あの激痛を呼ぶ音が耳に入って来ない。
固く瞑っていた目を静かに、ゆっくりと開けて行く。

以下略

73: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:51:27.48 ID:9rW/t74N0

そう呟いた。
小さな、黄色くて丸い物体。
プールなどで偶に付けている人を見かける、外見はいたって普通の耳栓だった。

以下略

74: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:52:01.02 ID:9rW/t74N0

そんな中。
最初の黒髪男が、床にへたり込んだまま苦々し気に言った言葉に、垣根は平然と返す。

「十人程度で俺がやられる筈がねぇよ。俺を殺してぇならクソったれの第一位を連れて来い」

以下略

75: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:52:33.28 ID:9rW/t74N0

「……じゃあな。後は、アンチスキルでも呼べ」

そして、さっさと彼は帰ろうとする。
帰る場所など、彼には何処にも無いと言うのに。

以下略

76: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:53:04.32 ID:9rW/t74N0

初春飾利は、垣根帝督のことを詳しく知らない。
彼が自分への殺人未遂以外でどれだけの罪を犯して来たのか知らないし、多分知ることは一生出来ない。
そして、彼がその罪から許されることなど、一生無いのかもしれない。
だが、だからといって彼をそのまま行かせていい理由にはならないのではないか。

以下略

77: ◆roIrLHsw.2[saga]
2011/05/13(金) 08:53:43.61 ID:9rW/t74N0

「──っ！？」

以下略

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