過去ログ - 上条「俺の仲間に手出してんじゃねえよ!!」
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4:以下、名無しにかわりましてムア○ル・アル・カダフィ大佐がお送りします(大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国)[sage saga]
2011/05/08(日) 18:23:11.92 ID:oNawKIUu0
「もっと右!もうちょい!もっと近くによって!」
 
御坂美琴は、VTOL機の後部座席から身を乗り出しながら、操縦桿を握る妹達10777号に声を放つ。
 やっと、やっとあの馬鹿と同じ場所に立てた!

「エンジンの音の響きに違和感がある。とミサカは報告します。どういう仕組みか分かりませんが、外は地表と同
じ環境であるようです。とミサカは結論を報告します」

「つまり」

「キャノピーを空けても問題なさそうです。とミサカは伝言します」
 
直後、VTOL機のキャノピーが開いた。

「ここがギリギリ、着地は難しそうです。とミサカは報告します」

「なら、私が磁力でアイツを引き寄せる!」 
 
ツンツン少年頭の少年は突然振って沸いた脱出手段に戸惑っているようだった。
 届くか届かないか、の瀬戸際。
ところが、少年は思ってもいない行動にでた。
首を左右に振ったのだ。
 最初は何が起きたか分からなかった。少年と自分をつないでいた磁力の線がブツリと切れてしまったのだ。
そのとき少年の唇が動いた。
 まだやるべき事が有る。

(え……嘘)
 
少年はベツレヘムの星の中へ走って行った。
チャンスは失われた。
御坂美琴の絶叫だけが、後に響いていた。



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