過去ログ - 上条「よう、ラリラリ!」美琴「らりらりらりゅうううううううう!!」
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389:ラリラリ ◆IgJDZoCsoc[saga]
2011/06/10(金) 20:59:56.97 ID:DN943znE0
心理定規は身構える。
目の前に立つ彼女は言った「レベル5の精神系能力者」だと。
レベル5については資料で与えられた程度の情報は持っている。

本人が「十徳ナイフ」と自虐したように精神に関することならなんでもできる。
すなわち心理定規がやっている「心の距離の操作」もだ。

心理「とは言っても、何か特別なことをするつもりはないのだけれど」

定規「どういうことかしら?」

心理「貴女はここで止まっていてればいいの。貴女ごときの能力じゃ私に太刀打ちできない。それは自覚しているでしょ?」

心理「もちろん読心もできるから隠し事ができるとは思わないほうがいいと思うのだけれど」

心理「そうね、彼。一方通行の言葉を借りるなら貴女は三下。私の足元にも及ばないのよ」

心理「だって、初めて第一位と第二位にあった時、貴女の能力のまねごとを二人にしてあげたのよ。簡単にかかってくれたけれど」

心理「わかるでしょう? 貴女と私の圧倒的な実力差。例えるのなら……いえ、止めましょう。例えるまでもないものね」

心理「だから貴女はここで待っていればいいの。止まっていればいいの。一歩も動かず、何も考えず、全てが終った頃に動けるようになるの」

心理「わかるかしら? 簡単に言っているつもりではあるのだけれど」

心理掌握は発する言葉全てに洗脳の作用を組み込んでいく。
どう足掻いても勝てない、太刀打ちできない。
絶望を心へ植え付け、活動や能力使用、思考すらも放棄させる。

心理「(全くの別人格に変えてあげてもいいのだけれど……。止めてあげましょう。彼女には彼女なりに思うことがあっての行動なのだから)」

心理「(ただ今は私たちの邪魔はさせない。ここでおとなしくしててもらいましょう」


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